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住宅購入マネーガイド Vol.04:ライフスタイル別ローン選びのポイント 憧れの我が家を手に入れるためのマネープランをアドバイスします

ファイナンシャルプランナー 國場弥生さん

将来の変化を予測する

 ライフスタイルを考えてローンを組むとはどういうことですか?
 住宅ローンは長期間返済し続けていくものですが、その間には家族が増えたり、働き方が変わったりなど、ライフスタイルが変化していきますよね。そしてライフスタイルが変化すれば、家計の収支も大きく変わります。 今はラクに返済できる金額でも、将来は返済が苦しくなるケースも少なくありません。ですから、目先のことだけでなく、ライフスタイルが将来どのように変化するかをある程度予測しておくことが大切です。

 

家計の余裕度を見きわめる

 将来、子どもが生まれたり転職したりする予定がある場合にはどんな点に注意すればよいでしょう?
 それぞれの出来事が家計の「収入」と「支出」にどんな影響を与えるのかに注目しましょう。たとえば、家族が増えれば支出は増えていきますよね。さらに出産を機に妻が退職したり休業したりするなら収入は減少することに。反対に、夫の転職や妻の再就職で収入が上がるケースもありますし、子どもが独立して支出が減ることも考えられます。
 収入と支出の増減から「家計の余裕度」を見きわめて、住宅ローンを選ぶのがポイントです。3,000万円を借り入れると仮定して、2つの具体例を見てみましょう。

 最初にAさん夫妻のケースを紹介します。夫は30歳の会社員で、65歳まで働く予定。妻は専業主婦で、現在1歳の子どもが1人。将来もう1人を希望しています。

 Aさん夫妻の家計の余裕度をみると、夫の年齢とともに収入はある程度増加することが予想されるものの、家族が増えて成長するとともに支出の増加も見込まれます。将来の家計の余裕度があまり高くない場合、最優先したいのは安心感のある住宅ローン。金利の変わらない「固定金利型」なら、金利負担総額は多くなるものの、将来にわたって毎月の返済額が増える心配はありません。

固定金利型の住宅ローン利用例

 次にBさん夫妻のケースを紹介します。夫は30歳の会社員で、65歳まで働く予定。現在、妻も会社員の共働きで、子どもが生まれたら退職を希望しています。

 Bさん夫妻の家計の余裕度を見ると、Aさん夫妻と同様に将来の支出増加が見込まれます。やはり安心感のある「固定金利型」の住宅ローンを選ぶのが得策といえそうですが、今後数年間は共働きなので、この期間を利用すると住宅ローン選びの選択肢が広がります。たとえば、出産予定を5年後とした場合、夫とは別に妻名義の固定金利選択型ローンを設定し、妻が退職する際に退職金などを利用してそちらを完済してしまうというのもひとつの方法です。

 またこの場合、夫と妻が別々に住宅ローン控除を受けられるメリットもあります。

 

 家計の余裕度は収入の高さや生活レベルなどによっても異なってきますが、まずは以上の事例を参考に、ご自身の家計の余裕度を計ってみてはいかがでしょうか?

固定金利型と固定金利選択型の住宅ローンの組み合わせ例

住宅購入マネーガイド 次回予告

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両親から「住宅を購入するための資金」の贈与を受ける場合、税制上の特例があります。
「相続時精算課税制度」や「住宅取得資金贈与の特例」などについて解説します。
どうぞお楽しみに!


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