トップ  > クラブ・ルネサンス  >  住宅購入マネーガイド / VOL.1 ズバリ、いくらの物件が買える?


住宅購入マネーガイド:憧れの我が家を手に入れるためのマネープランをアドバイスします 第2回「住宅ローンは1つじゃない!」

ファイナンシャルプランナー 國場弥生さん

ひとくちに「住宅ローン」といっても、その種類はさまざま。よく知らないまま、ニーズに合わないものを選んでしまっては大変です。そこで、住宅ローンのタイプとそれぞれのメリット・デメリットをファイナンシャル・プランナーに聞きました。

ファイナンシャル・プランナー 國場弥生さん(株式会社プラチナ・コンシェルジュ所属)

金融機関勤務を経てファイナンシャルプランナーに。住宅資金をはじめ、ライフプランにかかわるアドバイスを個人相談や執筆、セミナーなどを通じて行なっている。


住宅ローンの金利にはどんなタイプがあるのでしょうか?

住宅ローンの金利のタイプは大きく3つに分かれます。「変動金利型」・「固定金利型」・「固定金利選択型」の3つです。さらに返済方法によって2つに分かれます。いろいろと選択肢があるので、それぞれの特徴を把握して賢く選べるようにしたいですね。


では、具体的にそれぞれどんな特徴があるのですか?

どのタイプの金利を選択するかは、住宅ローン選びの重要なポイント。特徴をまとめましたので見ていきましょう。

タイプ

特徴

メリット

デメリット

変動金利型

多くの場合、年に2回(6ヶ月ごと)の金利見直しがあります

・金利が下がると返済額が減ります
・金利の動きを見ながらタイプを変更できる自由度があります

・金利が上がると総返済額が増えます
・返済額が金利の変動に左右されるため、返済計画が立てにくくなります

固定金利型

全借入期間にわたって金利が固定されます

・返済額が確定しているため、安定した返済計画を実現できます
・金利が低いときに借りれば、返済終了までその適用が固定されます

・他のタイプよりも金利は高めです
・借入後に金利が下がった場合は、低金利のメリットを享受できず、結果的に金利負担が大きくなります

固定金利選択型

一定期間だけ固定金利が適用され、期間終了後、変動金利か固定金利を選択し直します

・一定期間の返済額が確定できます
・固定期間が短いタイプは、金利が低くなります
・固定期間が終了すると、その時点の金融情勢に合わせて見直しができます

・固定期間終了後の返済額が確定できません
・固定期間終了後に金利が上昇していると負担が大きくなります
・固定期間が終了するまで、他の金利タイプに変更することはできません


金利タイプごとにメリットもデメリットもあるのですね。それぞれのメリットを生かす方法を教えてください。

ここ数年は低金利が続いていますが、長い目で見ると金利が高い時期もあれば、低い時期もあります。ですから、ざっくりといえば、金利が低い時期にはそのメリットを長い間活かせる「固定金利型」が、金利が高いときにはそのデメリットを抑えられる「変動金利型」が適しています。なお、「固定金利選択型」は3・5・7・10年など期間を選ぶことができるので、ライフプランに応じて利用するとよいでしょう。


返済方法にはどんなものがあるのですか?

返済方法には、「元利金等返済」と「元金均等返済」があります。

「元利金等返済」は、元金と利息の合計つまり月々の返済額が毎回同じになるような返済方法のことです。もう一方の「元金均等返済」は、毎回同じ額の元金と残高に応じた利息との合計額を返済する方法。この方法の場合、最初のうちはローンの残高が多いので月々の返済額もかさむのですが、返済が進むにつれて月々の返済額が減っていきます。

2つの返済方法のメリットを比べてみましょう。「元利金等返済」のメリットは、毎回の返済額が同じなのでライフプランが立てやすいこと。「元金均等返済」は、現在主流ではないものの「元利金等返済」よりも総返済額が少なくて済むというメリットがあります。

 

最後に、自分に合った住宅ローンを選ぶポイントを教えてください。

住宅ローンは、金額も大きく期間も長い場合がほとんどです。だからこそ、選ぶときには長い目で比べてみることが大切です。たとえば、今のところは楽に返済できる住宅ローンであっても、子どもの成長につれて教育費がかさみ返済が辛くなるといったことも起こるものです。もしも将来収入が減ったら…? 家族が増えたら…? 世の中の金利が上がったら…? など、家族や社会の変化を長い目で見通すことが大切なポイントですね。


住宅購入マネーガイド 次回予告「Vol.03 忘れちゃいけない購入時の諸経費・ローンの諸経費
ついつい見落としてしまいがちな諸経費ですが、決して安くはありません。具体的にどんな経費が発生するのかを解説します。どうぞお楽しみに!


首都圏の新築マンション、分譲マンション、新築一戸建て、不動産情報のことなら不動産総合デベロッパーの新日本建物へ